当院では、新型コロナウイルス感染に対するPCR検査を実施しています。対象は、(1)医師の判断によってPCR検査が必要と考えられた方、および (2)自費診療 となります。(1)の場合は、ご本人がPCR検査を希望されたとしても医師が必要と判断しない場合は検査実施されません。すべて保険診療となりますので、PCR検査費用を含めて通常の自己負担が発生します。尚、当院の発熱風邪外来での実施となります。発熱風邪外来の詳細は ここを ご参照ください。(2)の場合は、対象は、仕事の都合上や渡航にて陰性証明が必要な方など、無症状の方に限ります。検査費用は2022/1/5時点にて、¥20,000(税込)となっています。自費でのPCR検査は完全予約制となっていますので、検査をご希望の場合は、PCR検査専用電話 090-5330-8972 にてご相談ください。検査報告書をご希望の場合はご予約時にその旨をお伝え下さい。海外渡航用の英文の陰性証明書は、¥5,500(税込)となっています。
当院のPCR検査は2種類の検査方法を用いております。(1)リアルタイムRT-PCR法、および (2)QプローブRT-PCR法です。いずれの方法でも、唾液を用いた検査となります。これら2種類の方法の検査感度は同等です。いずれの方法を用いるかはそれぞれの機器の運用状況により決定しております。なお、検査の実施は当院の診療時間内に検査終了するようであれば、土日を含めていつでも可能です。結果は、原則として当日にお知らせしています。
- SGNPnCoV/Flu PCR検出キットを用いたリアルタイムRT-PCR法 になります。海外渡航に際しては入国先がPCR検査の手法を、リアルタイムRT-PCR法のみと限定している場合もありますが、本法はもちろん合致しておりますので、ご安心ください。ただし、入国先によっては、唾液検体による検査を認めない国もありますので、ご注意ください。本法では、同時に6検体の処理が可能なので、複数人での同時検査にも対応できます。また、本法では、新型コロナウイルス、A型インフルエンザウイルス、B型インフルエンザウイルスについて同時に検出可能となっています。発熱等の風邪症状を有する場合に、インフルエンザと新型コロナの両者の可能性を考慮する必要がありますが、よく知られているように症状からは両者の判別はできません。唾液検体を用いた本法によって、インフルエンザも新型コロナも同時に診断可能となっています。インフルエンザが流行するような状況下では大きな利点を有する検査法となりますが、インフルエンザも同時に検査するべきかどうかは当院にて判断しますので、受診者の希望に必ず添える訳ではありません。必ずインフルエンザと新型コロナを同時に検査することを希望するのであれば、当院ではご要望に添えませんので、他院受診するように願います。
- Qプローブ法による検査は、全自動遺伝子解析装置 Smart Geneを用いて、所用時間60分で結果判明しますが、1時間にお1人のみの検査となります。Qプローブ法と従来のリアルタイムRT-PCR法の検査精度は同等とされています。 QプローブRT-PCR法は、唾液採取とほぼ同時に検査開始可能で、1時間後に結果判明するのでタイムスケジュールを立てやすい利点があります。ただし、QプローブRT-PCR法は、リアルタイムRT-PCR法ではありませんので、上述のように海外渡航などの際にはご注意ください。また、本法は、新型コロナのみの判定になります。